顎関節症

顎関節症の影響は耳にも及ぶ

顎関節症は女性歌手や女性アナウンサーなどに多いことから、日本では美人病とも呼ばれている病です。

どちらもよく「しゃべる」職業であるため、この病には顎の開閉の動作が大きく関係していることが分かります。

ただし顎の機能の異常で影響を受けるのは顎だけではありません。
顎の関節の近くにある耳などの器官にまで及ぶのが顎関節症なのです。

顎の病気、顎関節症とは

顎関節症(がくかんせつしょう)とは、顎の関節がさまざまな原因で歪んでしまう病気のことです。

この病にかかると主に、口の開閉が困難になる・口の開閉時に顎が痛む・口の開閉時に“ゴリゴリ”や“カクン”という音が鳴るといった症状が表れます。

なおこれらは一般的に顎関節症の三大症状と呼ばれており、それぞれが単独で起こるかいくつかが同時に起こるかは人によって違います。

顎以外に表れる症状

顎関節症の症状は、頭・首・肩・腰・耳など顎の関節に近い場所にも表れます。

具体的には頭痛や腰痛、肩や首の凝り、耳の閉塞感や耳鳴りといったものです。

顎関節症はなぜ起こる?

顎関節症の原因として考えられているものには主に下記の3つがあります。

1.顎を歪める行為

咀嚼筋や顎関節に負担をかける行為は、顎を歪めてしまい顎関節症の原因になります。

片方の歯で食べ物を噛む、頬杖をつくなどの癖がある人や、睡眠中に歯軋りをしたり緊張する場面で歯を食いしばったりする癖がある人は要注意です。

2.噛み合せの悪さ

生まれつき歯並びが悪かったり、虫歯の治療で歯並びが崩れてしまったりして噛み合せが悪くなると、顎関節症に罹りやすくなります。

なぜなら食べ物を噛む度に顎に余計な負担がかかってしまい、顎の筋肉を痛めたり関節がずれたりしてしまうからです。

3.外傷

顎をどこかにぶつけたり喧嘩などで殴られたりすると、顎の関節や軟骨がダメージを受けて顎関節症に罹ってしまうことがあります。

顎はブランコのように頭蓋骨からぶら下がるような形で付いているため、このような衝撃つまり外傷に弱いのです。

顎の機能の異常が耳鳴りを起こす

顎関節症が耳鳴りを発生させるメカニズムは2つ考えられています。

1つ目は、顎関節の歪みが頭蓋骨の一つ側頭骨にまで伝わって側頭骨の中の内耳器官つまり蝸牛や三半規管の機能を狂わせてしまう場合です。

2つ目は、顎関節の周辺の筋肉の緊張が内耳器官にまで伝わってしまいその働きに影響を与えてしまう場合です。

顎と耳はお互いが近い場所にあるため、顎の機能に異常が生じるとその影響は耳の機能にまで及んでしまうのです。

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