病気,外耳

悪性の外耳炎に要注意

耳鳴りを引き起こす外耳の病気と言えば外耳炎です。
外耳炎には、放っておいても自然に治るものや、骨が破壊されるほど重症化する悪性のものなど様々な種類があります。

発症に気が付かず手遅れになる前に、それぞれの外耳炎の特徴を知っておきましょう。

鼓膜への入り口「外耳」とは

外耳(がいじ)とは、耳介(じかい)と外耳道(がいじどう)を合わせた部分のことです。

判りやすく言うと、頭の左右に付着しており私達が通常“耳”と呼んでいる所が耳介であり、耳の入り口から鼓膜まで続いている“耳の穴”が外耳道です。

耳介は音の正体である空気の振動をアンテナのように集める役割を持っており、外耳道は集めた振動を鼓膜に伝えるための通り道として機能しています。

外耳道の炎症が外耳炎です

外耳炎(がいじえん)とは、外耳道の皮膚が炎症を起こす病気の総称であり、外耳道炎(がいじどうえん)とも呼ばれています。

外耳炎の多くは、耳かきなどで耳の穴を傷付けてしまいそこから細菌が感染して炎症を起こすといった経路で起こります。

なお数ある外耳道炎の中で耳鳴りを起こすものには、外耳道真菌症と悪性外耳道炎があります。

外耳道真菌症とは

外耳道真菌症(がいじどうしんきんしょう)とは、外耳道の傷にカビが感染して炎症が起こる病気のことです。

この病は耳掃除のし過ぎなどで外耳道が傷付いたり、プールや海などの汚水が外耳道の皮膚に染み込んだりすることによって起こります。

外耳道真菌症の症状

外耳道真菌症にかかると、耳の痒みや痛み・耳鳴り・耳閉感・軽い難聴といった症状が表れます。

痒みを我慢できずに引っ掻いてしまうと、二次感染を引き起こして症状が悪化してしまうので注意が必要です。

外耳道真菌症の治療

外耳道真菌症の治療薬には、抗真菌剤や抗生物質やステロイド剤などが混ざった軟膏があります。

ただしこの薬は真菌の増殖を促してしまう作用があるので、症状が改善されたら直ぐに使用を中止しなければなりません。

悪性外耳道炎とは

悪性外耳道炎(あくせいがいじどうえん)とは、緑膿菌が外耳道に感染して炎症を起こす病気のことです。

この病にかかるケースはごく稀ですが、死亡率が高く症状の進行が早い病気なので要注意です。

悪性外耳道炎の症状

悪性外耳道炎の症状には、激しい耳の痛みや痒み・悪臭がする耳だれ・耳鳴りなどがあります。

悪化すると、外耳道の皮膚や骨が破壊されたり炎症が頭蓋底にまで及んだりする事があるので、早急な治療が必要です。

悪性外耳道炎の治療

悪性外耳道炎は、必ず入院して専門医による治療を受けなくてはならない病気です。

病院では血糖のコントロールや抗生剤の点滴などさまざまな治療が行われますが、症状の進行を食い止められない場合には手術による壊死部分の切除が行われることもあります。

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